This Is The One / Utada
Utadaのアルバム聴きました。
前のよりは一般受けしそうな感じ。
いわゆる“一般”的な耳の僕には今回のアルバムは聴きやすかったです。
下手したら日本向きの最近の宇多田ヒカル名義の作品より好きかもしれない。
まぁ宇多田ヒカル自体は曲によって好きだったりするけど、基本的にアーティスト自体に特別思い入れがあるわけではないので、最近の作品はほとんどスルーしちゃう系です。
今回の中では「戦場のメリークリスマス」をネタにした曲はかなり好きだけど。
そう考えると「First Love」とかあの頃はなんか、10代ならではのあの不安定感がよかったのかもしれない。
まぁそれでも日本においては数少ないモンスター級の実力派と呼べるアーティストであることには間違いないのだけど、
果たして海外で成功するのだろうか?と考えると、なんかそれはちょっと微妙な感じ。
今回の世界向けアルバムも一聴した分にはよかったけど、彼女がアメリカのショービズ界においてウケるかと言うとやはりそれは疑問。
いくら英語がネイティブでも、楽曲のクオリティが高くても、アメリカの壁は高くて厚い気がする。
だいたいジャケットからして日本人の僕でさえまったく惹かれないもんな…
(ただでさえ地味なビジュアルなのに)
しかも素人が作ったようなデザイン……おっと(汗)
レーベルが違うから日本とアメリカでビジュアル周りのブレーンも違うのかな?
「Deep River」のジャケ写とか超好きだけど。まぁあの人ジャケ写はどれもかなりがんばってるよね、いろんな意味で。
なのに海外盤ときたら。
だいいちアメリカ人がこのジャケットに惹かれて手にとるとは思えない。。
ヘンテコな座敷わらしみたいなジャケットがアジアンテイスト(?)で目をひくの?かな?そういう狙い?
宇多田ヒカルってパフォーマンスにおいては国内においても、なんか、普通もしくはそれ以下な部類な気がするよね。見せるというより聴かせるタイプだしね。現にあまりライブに力入れてないしな…これってどうなの?みたいな…
宇多田ヒカルと倖田來未のライブをどちらかタダで見れるって言われたら倖田來未をとるかも。どうせ見るならパーッと派手なショーを見る方が楽しいもんね。
ヒッキーって基本的に制作が好きなタイプで、人前に出て何かやるのはあまり得意じゃないというか、好きじゃないんじゃないかと。クリエイター気質というか。
なんか、アメリカ人ってわかりやすい派手なパフォーマンスが好きじゃない?
わびさびとか奥深さとか深みのあるおもしろさとかを好むのって日本人特有っていうか。最近いろんなハリウッド映画見てて感じたことなんだけどね。とにかくわかりやすさに尽きるというか。
日本人が海外でなかなか成功しないのはそういうとこにあるような気がしました。
というわけで何が言いたかったかと言うと、宇多田ヒカルの二度目の全米進出もパッとしない結果に終わると思います。
もうね、音に関してはまったく無視した切り口だけど(笑)