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- 2022.04.08 Friday
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アキラが可哀想 / 和久井映見
from「LUNARE」(1992)
しばらくサボっていたのでまたちょこちょこ書いていきたいと思います。
一時期ほど見る機会が多くない和久井映見ですが、彼女の楽曲の中でも特に秀逸とされる1曲です。(たぶん)
90年代初期と言えばアイドル冬の時代真っ只中で、主に僕はWink一辺倒だったわけですが、和久井映見もそんなときに地味に歌手デビューしていました。
女優業の方でブレイクしてしまったので、その音楽活動はほとんど注目されることなくひっそりとしたものでした。
ただ、歌手・和久井映見の方向性というのが非常に明確で、その音楽性はアダルトムード歌謡〜ジャズ歌謡みたいな位置づけでした。(後期は普通のポップスにシフトしていったのが残念)
年齢のわりに外見が大人びていて、声質も低いので、単なるアイドルポップスは合わないという判断だったのかもしれません。
3枚目のシングルとしてリリースされたこの曲はウッドベースとリムショットが激しく刻む、スピーディーかつスリリングなジャズサウンドになってます。
タイトルはともかく(笑)、これをシングルとして切ってしまうところがすごいです。
駆け抜けるようなアダルトなジャズ歌謡なんですけど、この曲、シングルバージョンよりアルバムバージョンの方が超絶的によいです。
何が違うかというとアルバムバージョンの方がギターが前面に出ていて、シングルに比べてかなり骨太なサウンドになってます。
バッキングではアコギがかきならされていて、エレキも何本入ってるの?っていうくらいあちこちでめっちゃ鳴ってます。(数えたら合わせて8本鳴っていた←神の領域)
ミックスした人もすごいなぁ〜ってくらいギター祭り。
しかも間奏のソロがシングルバージョンではサックスだったのがこれもギターソロにかわっていて、もうギター好きにはたまらない仕上がりになってます。
これ1曲でごはん10杯はいけちゃう。
ちなみに弾いているのは小倉博和氏です。
和久井映見の初期作品のほとんどは小倉氏が弾いているので、おそらく僕のギターフェチは小倉氏によるものだと思います。
※たまにブックオフで格安で見かけます。
これはシングルバージョン